発酵しないパン生地を救済!ノンフライヤーで作る揚げ焼き風ドーナツの簡単レシピ

キッチン家電

パン作りで一番ショックなのが…「生地がまったく膨らまない」 という失敗。

今回、私もバターロールを作ろうとして一次発酵でまったく膨らまない状態に…。ですが、落ち込む必要はありません。

発酵に失敗したパン生地は、ノンフライヤーで揚げ焼きドーナツにすると最高に美味しいんです!

この記事では、以下ををわかりやすくまとめます。

  • なぜ生地が膨らまなかったのか
  • 復活できるかどうかの判断
  • ノンフライヤーで作れる救済ドーナツレシピ
  • 中まで火が通っている確認方法
  • 次回失敗しないポイント

※本記事の内容は、AIと相談しながら作ったレシピや、私自身が素人ながら調べて試した情報をもとにまとめています。できる限り正確な情報を心がけていますが、専門的に正しいとは限りません。調理の際は、必ずご自身の判断で安全に作業してください。

※この記事には、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトのリンクが含まれています。リンクから商品をご購入いただくと、当サイトに報酬が入る場合があります。

  1. COSORI TurboBlaze™ ノンフライヤーとは?特徴と価格を紹介
  2. パン生地が膨らまない原因は?初心者に多いミスを解説
    1. 牛乳・水の温度が高すぎる(最も多い原因)
    2. イーストが適切に混ざっていない
    3. ノンフライヤーの発酵モードが実は高温になっている
    4. 生地が冷たすぎて酵母が動いていない
    5. 乾燥して表面が固まってしまう
  3. 膨らまなかった生地はどうすればいい?復活できるかの判断方法
    1. まだ復活できる生地の特徴(冷たい・弾力がある)
      1. ① 生地が冷たいだけ(冬によくある)
      2. ② 弾力・押し返しがある
      3. ③ 表面が乾いていない(カサカサしていない)
      4. ④ 生地から酸っぱい臭いがしない
    2. 復活が難しい生地の特徴(熱で酵母が死んだ可能性)
      1. ① 生地が温かいを通り越して熱い部分がある
      2. ② 指で押しても戻らず“ぺちゃん”のまま
      3. ③ 表面が固い膜のようになっている(乾燥しすぎ)
      4. ④ 酵母のにおい(酸味・アルコール臭)が強い
    3. 復活チャレンジの仕方(10〜20分の追加発酵)
      1. ① 生地温度を人肌に近づける
      2. ② ノンフライヤーに入れて 10〜20分追加発酵
    4. それでもダメな場合の救済方法
      1. ① ノンフライヤー揚げ焼きドーナツ(最強の救済)
      2. ② スコーン風に焼き直す
      3. ③クッキー風に薄伸ばしして焼く
      4. ④ピザ・フォカッチャ風にする
  4. ノンフライヤーで簡単!発酵なし揚げ焼きドーナツの作り方(救済レシピ)
    1. 材料(発酵に失敗したパン生地)
    2. 作り方の手順(成形→油→180℃→裏返し)
      1. ① 生地を成形する
      2. ② 表面に油を薄く塗る
      3. ③ ノンフライヤー180℃で焼く
      4. ④ 焼き上がり後に冷ます
    3. 仕上げアレンジ(砂糖・シナモン・チョコ)
      1. ① 砂糖まぶし(定番)
      2. ② シナモンシュガー
      3. ③ とろけるチョコがけ
  5. 中まで火が通っているかの見分け方
    1. 指押しチェック
    2. 割って確認する方法
    3. 竹串チェック
    4. 半生だった時の追加加熱(160℃で3〜4分)
  6. 今回の実体験レポート
    1. 牛乳の温度が高すぎて発酵しなかった
    2. 牛乳の温度が高いとどうなる?
    3. 生地の状態(冷たい・変化なし)
    4. 救済で揚げ焼風ドーナツに変更
    5. 実際に作ってみた感想(カリッ&もちもちで美味しい)
    6. 次回失敗しないためのポイント
      1. ① 牛乳の適温は「人肌」=35〜40℃
      2. ② 温度計がなくてもOK:指でチェック
      3. ③ 生地が冷たいままだと発酵しにくい
      4. ④ 砂糖が少ないとイーストが働きにくい
      5. ⑤ イーストは賞味期限も要チェック
  7. 次のパン作りで失敗しないためのコツ
    1. 牛乳の温度は「人肌より少し温かい程度」でOK
    2. ノンフライヤーの発酵モードは温度が上がりすぎる場合がある
    3. 乾燥を防ぐラップ+濡れ布巾は必須
  8. まとめ|パン作りの失敗はチャンス!ドーナツにすれば絶対美味しい

COSORI TurboBlaze™ ノンフライヤーとは?特徴と価格を紹介

まずは、私が使用しているノンフライヤーを紹介しますね。

商品名:COSORI TurboBlaze™ 6.0L ノンフライヤー
値段:19,980円(税込み価格)
特徴:95%オイルカット、10種のプリセット付き(発酵)。

以下アフィリエイトリンクになりますが、詳細が気になる方は見てみてください。

パン生地が膨らまない原因は?初心者に多いミスを解説

牛乳・水の温度が高すぎる(最も多い原因)

パン作りの最大の落とし穴がこれ。イースト(ドライイースト)は 42℃前後で死滅 し、30℃以上の液体に触れると活性が低下します。

● よくある失敗例

  • 牛乳をレンジで温めすぎて容器が高温
  • 計量カップの熱でイーストが直接触れて死んでしまう
  • 冬だから…と思って“熱め”にした結果アウト

● 適正温度

👉 人肌程度の35〜38℃目安
触って「ぬるいかな?」と感じるくらいがベスト。

● これをすると成功する

  • 温めた牛乳に指を入れなくても、容器の外側が“ほんのり温かい程度”にする
  • 温めすぎたら常温水を少し混ぜて温度を下げる
  • 温度計があるなら35℃前後をキープ

イーストが適切に混ざっていない

イーストは生地の中で均等に混ざっていないと、「発酵しない部分」「発酵する部分」ができてしまい、全体として膨らまないように見えます。

● よくあるケース

  • 粉の端にイーストが固まっている
  • 塩とイーストを同じ場所に直接触れさせてしまった(塩はイーストを弱らせる)
  • 水分と混ざる前に油脂を一緒に入れてしまい、イーストが働けない

● 改善ポイント

  • イーストは粉の上に広げて、塩とは反対側 に置く
  • 水分を入れたら、生地全体をしっかりまとめて均一にする
  • 油やバターは生地がまとまってから入れると発酵が安定

ノンフライヤーの発酵モードが実は高温になっている

ノンフライヤーの発酵モードは30〜40℃になるはずですが、製品によっては 誤差が5〜15℃ある モデルもあります。

つまり、

  • 表示:30℃
  • 実際:45

なんてことも珍しくありません。

● こうなるとどうなる?

45℃以上になるとイーストが弱り、膨らまないどころか“死滅”することも。

● チェック方法

  • 発酵モードで3〜5分稼働 → 中の網を触って熱くないか確認
  • 手を入れて「温かい」以上なら高温になっている可能性大
  • 40℃以上の温度が感じられたら発酵モードは使わず 室温 or 湯煎発酵 に切り替える

● 安全策

  • ノンフライヤー内が温かくなりすぎたら5分冷ます
  • 発酵は 濡れ布巾・ラップで乾燥防止しつつ室温 で行うのが安定

生地が冷たすぎて酵母が動いていない

冬の失敗で最も多い原因。イーストは20℃以下ではほとんど働かず、15℃以下では“ほぼ停止状態”になります。

● 起こりやすい状況

  • 冬のキッチンが冷えている
  • 材料(牛乳・粉・ボウル)が冷蔵庫並みに冷たい
  • こねている間に手も冷えてさらに生地が冷える

● 解決策

  • 牛乳は必ず人肌に温める
  • バターは常温に戻す、またはレンチン数秒で柔らかくする
  • ボウルは温かいお湯で予熱してから使う
  • 発酵前に軽く丸めて体温で少し温めるとスムーズ

乾燥して表面が固まってしまう

乾燥はノンフライヤー発酵あるある。送風で水分が飛び、表面が“薄い皮”のように固くなって、中の気泡が膨らめなくなります。

● 症状

  • 表面がカサカサ
  • 触ると皮のように薄く固い
  • 全体は膨らまないのに表面だけツルッと固まっている

● 解決方法

  • 発酵のときは必ずラップ or 濡れ布巾 をかける
  • ノンフライヤーの風が直接当たらないようにボウルごと入れる
  • 乾燥して固まった場合は、スプレーで表面に軽く水を吹いて再度15分発酵
    これで復活することも多いようです。

膨らまなかった生地はどうすればいい?復活できるかの判断方法

まだ復活できる生地の特徴(冷たい・弾力がある)

① 生地が冷たいだけ(冬によくある)

触って冷たく、指を押しても張りがある場合は、単に生地温度が低くてイーストが眠っているだけの可能性があります。

ポイント:

  • イーストは20℃以下で動きが鈍る
  • 15℃以下だとほぼ停止
    ※死んでるわけじゃないので温度が上がれば活動を再開します。

② 弾力・押し返しがある

指で軽く押してみて…

  • 半分くらい戻る
  • 生地がゴムみたいに“ぷるっ”と弾力がある

これは 酵母がまだ生きている サインです。

③ 表面が乾いていない(カサカサしていない)

乾燥してなければ、気泡がまだ作れる状態。

④ 生地から酸っぱい臭いがしない

酵母が死んだり劣化した生地は酸臭がするようなので、これがないならまだ復活の可能性大。

復活が難しい生地の特徴(熱で酵母が死んだ可能性)

① 生地が温かいを通り越して熱い部分がある

40〜45℃以上に触れた生地はイーストが死滅します。ノンフライヤーの発酵モードが強すぎたときにありがち。

症状:

  • 指で触ってあたたかいを超えて「ん?熱い?」と感じる
  • 一部だけ硬い・ベタつく
  • 弾力が全くない

② 指で押しても戻らず“ぺちゃん”のまま

押し跡が残る=ガスを作る力がない=酵母が弱っている可能性。

③ 表面が固い膜のようになっている(乾燥しすぎ)

乾燥で表皮が固まると、中のガスが膨らめず発酵しなくなる。

※軽度なら復活可能だが、重症だと発酵はほぼ無理です。

④ 酵母のにおい(酸味・アルコール臭)が強い

イーストが死んでしまった時に出る匂いのようです。こうなると膨らみづらく、復活はかなり厳しい。

復活チャレンジの仕方(10〜20分の追加発酵)

失敗しかけ生地は、以下の方法で復活率がかなり上がる

① 生地温度を人肌に近づける

  • 手のひらで軽く包んで2〜3分温める
  • ボウルごと電子レンジ20秒(弱で) ※加熱しすぎ注意
  • ノンフライヤーは 30〜35℃ で予熱し、止めて余熱だけで発酵

② ノンフライヤーに入れて 10〜20分追加発酵

推奨:30〜35℃設定・風が強い機種は濡れ布巾+ラップ必須

見極めポイント

  • 少しでも高さ・横幅が増えれば成功の兆し
  • 表面がふっくらするならOK
  • 完全に変化ゼロなら次のステップへ

それでもダメな場合の救済方法

発酵しない生地でも“別料理として美味しく救える”方法👇

① ノンフライヤー揚げ焼きドーナツ(最強の救済)

  • 成形して油スプレー
  • ノンフライヤー180℃で8〜10分
  • 表面だけ焼け、中はしっとり ※発酵いらない

発酵いらない系なので確実に成功します。


② スコーン風に焼き直す

  • 生地を軽くこね直す
  • 三角にカット
  • 180℃で12〜15分
    → バターの多い生地ほどスコーン化して美味しい。

③クッキー風に薄伸ばしして焼く

  • 厚さ5mm
  • 170〜180℃
  • 8〜12分
    → 外カリ・中サクで「ビスケット」になる。

④ピザ・フォカッチャ風にする

  • 平たく伸ばして空気穴を開ける
  • オリーブオイル+塩
  • 200℃10分
    → 発酵失敗でも美味しくなる救済。

ノンフライヤーで簡単!発酵なし揚げ焼きドーナツの作り方(救済レシピ)

今回私が試したのは、発酵しなくても美味しく仕上がる“最強の救済レシピ”。
ふんわり+カリッと焼けて、チョコやシナモンとも相性抜群です。

ちなみに著者が作ろうとしたロールパンは以下の記事にてリベンジを果たしました。材料や工程なども書いているので興味ある方は以下の記事を読んでみてください🙌

【ノンフライヤーでパン作り】発酵から焼成まで徹底レビュー|ふくらまない原因・コツ・おすすめアイテムも紹介

材料(発酵に失敗したパン生地)

発酵に失敗したパン生地 … 全量
※ふくらまなくてもOK、そのまま使用

オイルスプレー(またはサラダ油 小さじ2〜大さじ1)
→ 表面に薄く塗るため

砂糖・シナモン・チョコチップなどお好みの仕上げ(後述)

作り方の手順(成形→油→180℃→裏返し)

① 生地を成形する

  • 手で軽く押し伸ばして空気を抜く(発酵しないので問題ない)
  • 1個50〜70g程度に分け、丸形/リング型/棒状 など好きに成形する
  • リング型にしたい場合は、中心を指で広げて穴を作ると形が安定する

※ポイント
👉 発酵していないので、形は見た目重視でOK。
👉 厚さは 2〜3cm くらいが火通りが良い。


② 表面に油を薄く塗る

  • オイルスプレーをまんべんなく吹きかける
  • スプレーがない場合は、指先やハケで薄くサラダ油を塗る(両面)

※油が多すぎると煙が出るので薄くでOK。

おすすめのオイルスプレーを以下に紹介しておきます。

③ ノンフライヤー180℃で焼く

  • 180℃に予熱
  • 成形した生地を並べて 片面 6〜8分 焼く
  • 焼き色がついたらひっくり返し、裏面も 4〜6分 焼く

以下は実際に片面焼いて裏返して焼いた写真です。

【焼き加減の目安】

  • 表面:こんがりきつね色
  • 触ると弾力があり、ふわっと軽い
  • 中心を少し割って生焼けじゃなければOK

※機種によって焼き時間は微調整してください。


④ 焼き上がり後に冷ます

揚げ焼きドーナツは、少し冷ますと外カリッ・内ふわっとの食感が出ます。

仕上げアレンジ(砂糖・シナモン・チョコ)

① 砂糖まぶし(定番)

  • 粗熱が取れたタイミングでグラニュー糖 or 粉砂糖 を全体にまぶす
  • バターを薄く塗ってから砂糖をつけると、さらに本格的なドーナツ風に

② シナモンシュガー

  • グラニュー糖:大さじ2
  • シナモンパウダー:小さじ1を混ぜて袋に入れ、焼き上がり直後の温かいうちに入れて振る。

→ 砂糖が溶けて“しっとり系シナモンドーナツ”になります。


③ とろけるチョコがけ

方法①:チョコを湯煎 or レンジで溶かす

  • ドーナツの半分だけ浸けて“ハーフチョコドーナツ”に
  • 上にナッツやカラーシュガーをかけると可愛い

方法②:チョコチップを中に入れる(成形時)

  • 生地を広げてチョコチップを包む
  • 焼くと中からとろけるチョコ入りドーナツになる

中まで火が通っているかの見分け方

指押しチェック

焼けたドーナツの表面を軽く指で押して、以下のようなら「火が通っているサイン」です。

【成功の状態】

  • 押すと“ふにっ”→すぐに戻る
  • 弾力がある
  • 生地が沈んだまま戻らない部分がない

【火が通っていない状態】

  • 押すとじわっと沈むまま戻らない
  • 明らかに重たい感触
  • 表面は焼けてても、中が生っぽいときに出る症状

※指押しは表面だけの判断なので、確実にしたい場合は次の方法も併用すると◎。

割って確認する方法

ひとつだけ割ってみる方法は、初めて作る人に一番おすすめ。

【火が通っている状態】

  • 内側まで均一にふわっとしている
  • 生地の白い部分がなく、パンのような層が見える
  • 湿っていても“生っぽい粘り”がない

【生焼けの状態】

  • 中心が生地の塊みたいに重い
  • 透明っぽい、半生の部分が残っている
  • 手に触るとベタつく
  • ねちょっとしている

割って確認すると 焼き時間の調整がしやすくなる ので、初回は必ず1個割るのがおすすめです。

竹串チェック

竹串をドーナツの中心に刺して、抜いた串の状態を見る方法。

【火が通っている状態】

  • 竹串に生地がつかない
  • 少し油がつく程度はOK

【生焼けの状態】

  • 竹串にドロッとした生地がつく
  • 白っぽい粘りある生地がべったり付く
    → これは明らかに火が通っていないサイン

※リング型の場合は穴の近くではなく、一番分厚い部分に刺すのがポイント。

半生だった時の追加加熱(160℃で3〜4分)

中が生だった場合は、焦げ防止のために温度を下げて追い焼きします。

  1. ノンフライヤーの温度を 160℃ に設定
  2. 生焼けだったドーナツを戻す
  3. 3〜4分 再加熱する
  4. 再度「指押し or 竹串チェック」で確認

著者は触った感じ柔らかく感じたので160℃で3分再加熱しました。

なぜ160℃なの?

  • 180℃のまま追加すると 外側だけが焦げる
  • 160℃だと中心までじっくり火が入る
  • 油分のある生地は余熱で火が入りやすいので、短めでOK

追加加熱後の注意

  • 追加しすぎるとパサつくので3分 → 様子見 → 必要なら1分追加 の流れがベスト。

今回の実体験レポート

牛乳の温度が高すぎて発酵しなかった

推測ではありますが、牛乳を電子レンジで温めて取り出す際に容器が熱かったので今回の原因は牛乳の温度でイースト菌を死滅させてしまったのだと思っています。左記画像は発酵させる前、右記画像は発酵するはずだったものです。見てわかるようにまったく発酵しませんでした。

牛乳の温度が高いとどうなる?

バターロール作りでよくある失敗が 「牛乳を温めすぎて、イーストが死んでしまう」 というケースです。
イーストは40℃を超えると急激に弱り、50℃前後でほぼ死滅します。

私が失敗したときは、牛乳の温度が高すぎて 生地が全く変化せず、発酵も一切進まない状態 に。

生地の状態(冷たい・変化なし)

発酵失敗のとき、生地にはこんな特徴がありました。

  • 触っても冷たいまま
     本来なら発酵中はほんのり温かくなるが、全く変化なし。
  • 生地が重く、ふくらむ気配ゼロ
  • 生地の表面がなめらかにならない
     通常は発酵で弾力が出るが、ベタッとしたまま。

この時点で「これは発酵してないな…」と気づきました。

救済で揚げ焼風ドーナツに変更

発酵がうまくいかない生地でも、 揚げ焼風ドーナツ にすると美味しく食べられます。

実際に作ってみた感想(カリッ&もちもちで美味しい)

以下は完成した揚げ焼風ドーナツ風のパンです。

  • 外はカリッ、中はもちもち
  • バターロールより簡単で、むしろ「失敗して良かったかも?」と思うくらい美味しい
  • 出来立てを食べると最高!

バターロールとしては失敗でも、ドーナツとしては大成功でした。ただ、冷めたものは固くなってしまって子供が食べるには不向きだったので、子供と食べる場合は出来立てを食べるのがいいかもしれません。

食材の補足ですが、お菓子作りなどでせっかく入れたチョコチップが溶けてしまうということが多かったので、富澤商店の溶けにくいチョコチップを使用しました。価格的にも入手しやすいのでお勧めです🙌

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次回失敗しないためのポイント

① 牛乳の適温は「人肌」=35〜40℃

  • 指先で触って 「あれ?あったかい?」くらい
  • 熱いと感じたら完全にアウト
  • 40℃を超えそうなら、少し冷ます

② 温度計がなくてもOK:指でチェック

  • 小皿に少し牛乳を取って触るだけ
  • 熱い → 高すぎ。温かい → OK。冷たい → 低いので電子レンジ2〜3秒追加

③ 生地が冷たいままだと発酵しにくい

  • 冬場は特に注意
  • こね終わった生地が冷たいときは、ノンフライヤーの「発酵モード(30〜40℃)」5分で調整

④ 砂糖が少ないとイーストが働きにくい

  • バターロールは砂糖多めなので問題ないが、減らしすぎると発酵弱めに

⑤ イーストは賞味期限も要チェック

  • 古いイーストは反応が悪い
  • 特に開封後1ヶ月過ぎると性能が下がりやすい

次のパン作りで失敗しないためのコツ

牛乳の温度は「人肌より少し温かい程度」でOK

パン作りでは「牛乳や水の温度を35〜40℃に」とよく言われますが、温度計がなくても “人肌より少し温かい” を目安にすれば十分です。

● 適温の見極め方

  • 指で触って 「あれ?ちょっと温かいな」くらい
  • 熱いと感じたら完全に高温(40℃オーバー)
  • ぬるいと感じたら低め(発酵はするけど遅くなる)

● 温めすぎた時の対応

  • 少量を別皿に取り、常温の水や牛乳を足して温度調整
    (全量を冷ますより早い)
  • あるいはそのまま放置して20〜30秒待てばすぐ適温まで下がる

※ 牛乳が熱すぎるとイーストが死ぬ → 発酵しない原因 No.1

ノンフライヤーの発酵モードは温度が上がりすぎる場合がある

最近は「発酵モード付きノンフライヤー」がありますが、注意しないと 温度が40℃以上に上昇してイーストが弱る ことがあります。

● なぜ温度が上がりすぎるのか?

  • 庫内が狭く、熱源が近い
  • 温度制御がオーブンほど細かくない
  • 加熱がオンオフ制御なので、設定35℃でも内部は45℃になることがある

● 使用するときのコツ

  • 発酵モードは短時間だけ使う(5〜10分)
  • その後はスイッチを切って「余熱」で発酵させる
    → これが一番成功率が高い
  • 温度が心配なら、庫内に 水を入れた耐熱カップ を置くと温度上昇を抑えやすい

● 使わないほうが良いケース

  • 冬場で室温が低くても、毛布・レンジ庫内発酵で十分発酵する場合
  • 生地を触って「熱い」と感じたらすぐ取り出すこと

乾燥を防ぐラップ+濡れ布巾は必須

パン生地は発酵中に とても乾燥しやすい ため、対策しないと大きな失敗につながります。

● 乾燥すると何が起きる?

  • 生地表面が固まって膜になる
  • 膨らみにくくなる(ガスが逃げる)
  • 焼き上がりがゴツゴツ&表面が荒れる
  • 整形が難しくなる(表面が割れる)

● 正しい乾燥対策

1. ボウルに生地を入れてラップでぴっちり覆う
 → 外気を遮断し、湿度を保つ

2. その上に濡れ布巾をかける
 → 温度と湿度の安定化。特に冬は必須。

3. 乾燥が強い季節は電子レンジ庫内に置く
 → レンジは密閉空間なので湿度が保たれやすい

● 間違いやすいNG例

  • 布巾だけ → 完全に乾燥する
  • ラップをゆるくかける → 隙間から乾燥
  • ノンフライヤーに直置き → 風で表面が乾きやすい

まとめ|パン作りの失敗はチャンス!ドーナツにすれば絶対美味しい

パン作りは、ちょっとした温度や湿度の違いで発酵がうまくいかないことがあります。でもそれは「失敗」ではなく、新しいおいしいレシピに出会えるチャンス

今回のように、牛乳が熱すぎて発酵せず、生地が冷たいままで膨らまなかったとしても、ノンフライヤーで揚げ焼きドーナツにすれば見事に大変身。

外はカリッ、中はもちもち。パンよりおいしい!と感じる人も多い“最高のリメイクおやつ”になります。

さらに、砂糖をまぶしたりシナモンをかけたり、溶かしたチョコをつけたり…アレンジも自由自在。無発酵の生地なら油の吸収も少なく、軽い仕上がりなのも嬉しいポイント。

パン作りは「うまく膨らむか」だけではなく、その過程で生地の状態を知ったり、別のレシピに変換したりと学びが増える料理です。

次に同じような失敗が起きたとしても、「ドーナツにしちゃえばいい!」という選択肢があるだけで気持ちがラクになるはず。

発酵しなかったら、落ち込むよりアレンジ。その生地、捨てずに美味しいドーナツにしてみてくださいね!

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